以下の3冊を読みました。 ざっくり内容や感想を書き記します。
証言 羽生世代
将棋界のレジェンド羽生善治と同世代の棋士を総称して「羽生世代」と呼ぶのですが、その羽生世代および上の世代と下の世代からのインタビューをまとめた本です。 「なぜ羽生世代はこんなにも強いのか」「なぜ羽生世代という集団が生まれたのか」など、将棋ファンにとって非常に読み応えのある1冊です。ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
- 作者:東野 圭吾
- 発売日: 2020/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今回の主役は元マジシャンのちょっと変わった人物。警察を相手に手八丁口八丁で情報を仕入れつつ、独自に事件を解決していくというストーリーになっています。
元マジシャンですがなぜか警察の捜査内容だったりに詳しく、徐々に真相に近づいていく話は引き込まれます。
現在のコロナ下の状況もうまくストーリーに反映していて、時世をうまく取り入れたなーという印象です。
元彼の遺言状
【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)
- 作者:新川 帆立
- 発売日: 2021/01/08
- メディア: 単行本
元カレが死際に残した遺言状の内容を巡って奮闘するストーリーです。
主人公の性格がちょっときついものの、(冒頭で安物の婚約指輪にキレる)所々で温かみのある言動もあり、なかなかに魅力的な人物。