3連休中の読書

以下の3冊を読みました。 ざっくり内容や感想を書き記します。

証言 羽生世代

証言 羽生世代 (講談社現代新書)

証言 羽生世代 (講談社現代新書)

将棋界のレジェンド羽生善治と同世代の棋士を総称して「羽生世代」と呼ぶのですが、その羽生世代および上の世代と下の世代からのインタビューをまとめた本です。 「なぜ羽生世代はこんなにも強いのか」「なぜ羽生世代という集団が生まれたのか」など、将棋ファンにとって非常に読み応えのある1冊です。

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2020/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ガリレオ」シリーズなどでおなじみの東野圭吾さんの新刊です。
今回の主役は元マジシャンのちょっと変わった人物。警察を相手に手八丁口八丁で情報を仕入れつつ、独自に事件を解決していくというストーリーになっています。
元マジシャンですがなぜか警察の捜査内容だったりに詳しく、徐々に真相に近づいていく話は引き込まれます。
現在のコロナ下の状況もうまくストーリーに反映していて、時世をうまく取り入れたなーという印象です。

元彼の遺言状

このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した小説です。 主人公は金にがめつい、性格がちょっときつめの女性弁護士。
元カレが死際に残した遺言状の内容を巡って奮闘するストーリーです。
主人公の性格がちょっときついものの、(冒頭で安物の婚約指輪にキレる)所々で温かみのある言動もあり、なかなかに魅力的な人物。