C++の実行環境を作成する(MacOS)

この記事は

MacOS上にC++の実行環境を作成します。

動機

AtCoderC++でやりたい

手順

1. GCCのインストール

$ brew install gcc

インストールが完了すると、/opt/homebrew/bingcc-12gcc+12などのコマンド(エイリアス)が生成されていることがわかる。(homebrewのバージョンによってインストール先が異なるようなので、brew --prefixをしてみた方が良い)

$ ls /opt/homebrew/bin | grep gcc
aarch64-apple-darwin21-g++-12
g++-12

インストールが完了したら、使いやすくするためにエイリアスを作成しておく。

2. エイリアスを作成する

$ sudo ln -s /opt/homebrew/bin/g++-12 /usr/local/bin/g++

# 確認
$ which g++
/usr/local/bin/g++

3. 実行する

サンプルコードは以下。ファイル名をsample.ccで保存しておく。

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;

int main() {
  int A, B;
  cin >> A >> B;
  cout << A + B << endl;
}

コードが作成できたら、コンパイルから実行までを試してみる。

$ g++ sample.cc
# 上記でコンパイルが成功すると、a.outという実行ファイルが生成される
$ ./a.out
# 以下、プログラムの内容に従い、入力が促されるので実施する
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まとめ

  • GCCをインストールする際は、brew install gcc
  • エイリアスを作成すると使いやすくなる
  • homebrewは使用するバージョン(OS?)によってインストールされるディレクトリが異なる。brew --prefixを使用して確認できる。
  • PATHの優先順位(こちらを参照)に注意する

参考

【C/C++】MacでC/C++実行環境構築(Clang→GCCの環境構築) - 7839

MacでGCCを"正しく"環境構築しよう! - Qiita